それだけが僕の世界

心に映りゆくよしなし事をそこはかとなく

続・佐原にあやめを見に行って来たお話

 花より団子、色気より食い気。

 

水生植物園編

水生植物園で野点にお邪魔しました。頂いたお茶とお芋のきんつば。

餡がなかなかボリューミーでいて甘すぎず、とても美味しかった。

 

園内でひっそりと、福島は喜多方のフェアもやってました。

喜多方といえば喜多方ラーメン!頂くっきゃない!

チャーシューメン。喜多方で食べたものと負けず劣らず

あっさり醤油味で美味しかった。余裕でおかわりいけちゃう。

テントだけど刮目せよ、これ、おっちゃんはガチで作って出してるぞ...

 

喜多方のゆるキャラ"みんべぇ"もいました。

kirari.kitakata-kanko.jp

しかし最近の着ぐるみは換気装置まで付いて高性能ですってばよ

 

 

見上げればジャンボ。おそらくKE703の747-4B5

 

佐原市街編

実は植物園に向かうバスの中で、日本酒の酒蔵のようなものを見つけてしまった。

これはもう探し出していくしかない。

ということで、植物園からの帰りの道すがら佐原の市街をお散歩。

 

ふらっと入った茶寮にて

焼き餅。

そのままでも美味しいが、奥にある粉山椒をかけて食べるのがおすすめ。

見た目は似ているけれど、みたらし団子よりは甘くなく

焼かれたことでおもちの香ばしさが引き立ち、山椒が程よいアクセントとなってた。

 

ここの店主のイチオシがかき氷。

まずはイチゴ。

贅沢に1パック程のイチゴをまるっと使用したソースでとても幸せな気分。

氷の下にもソースが仕込まれていて、最後の最後まで濃厚なイチゴを堪能出来ます。

そして小倉小豆。

店主が"雪崩警報を出しちゃう位のたっぷりのこしあんですよ〜"と説明してくれた

その期待を良い意味で裏切る程のあんこ。

警報を出せばいいってものではないです。食べるのに苦労してました。笑

このお店では、抹茶のお粉をそのままふりかけているのが特徴なんだそう。

市販の抹茶シロップでは真似出来ない、抹茶の香りと味をだせるのだとか。

いや実際とても抹茶抹茶しいお味でした。はぁ幸せ。

 

東薫酒造編

そんなこんなでようやくたどり着きました、お目当ての酒蔵。

www.tokun.co.jp

なんの事前知識もなく飛び込んでいった蔵元ですが

実は江戸時代、1825年創業の老舗中の老舗。

看板酒、大吟醸 「叶」は全国新酒鑑評会で金賞常連のお酒。

もしかしなくてもとんでもない蔵元でした。

佐原自体、江戸の初期から酒造りをやっている由緒ある土地だったようです。

無料で酒蔵見学を行っていたのでお邪魔してきました。うへへっ。

この杉の戸の向こうで美味しい日本酒が作られてます。

 

一つのタンクで6681l、一升瓶で3710本分だそう。ひゃー。

蔵中に、醸されているお米の甘い香りがふんわりと漂っていました。

テンション上がりすぎて、写真を撮るのを完全に忘れてる。

このあとはお待ちかね、至福の試飲タイム❤

どぶろく→原酒→古酒と試飲したらおっちゃんに通だねぇと言われたけど

私は!日本酒が!大好きなだけです!!!!詳しいことは知りません!!!!!

 

大吟醸も試し、酒で漬けた梅酒も試し、甘酒をおかわりし

気付いたらほろ酔いの幸せ気分で濁酒*1酒粕2袋*2をお持ち帰りしていました。

...あれ、私、あやめを見に来た筈なのに何してるんだろ...........

電車の中でふと我に返って思いましたが

@鍵豚 

浪費ではない、文化的パトロナージュだ。中抜きの無い、生産者へ、層へ届く商取引重点だ。

まぁ、こういうことなんです。実に"文化的"な休日でした。

 

紫陽花が綺麗だったけど、日本酒にやられてピントが絞りきれてない

 

 

*1:なお、濁酒の賞味期限10日のところ
3日も保たずに無くなったことをここにひっそりと報告させて頂きます

*2:初詣のイメージからか冬のものと思われがちな甘酒も、実は夏の飲み物。
俳句に於いては夏の季語